デメリットが多くつらい管理職になりたくない理由と進むべき道
「管理職」という響きに、どのような印象を持たれるでしょうか。
- 仕事をバリバリしているイメージ
- 中間管理職としてストレスが多そう
- 給料が高そう
- 残業代が出ない など
実力が評価されているために、昇進して管理職になったというよいメージもありながら、その立場ゆえにしんどい一面も持っているように思います。
プラスの面とマイナスの面を考慮した時、はたして管理職になることはよいことなのでしょうか。
今回は少数派と思われる「管理職は損」と考えられる理由と管理職にならない生き方をご紹介します。
【この記事を読むメリット 】
- 管理職のコスパがわかる
- 管理職にならなくても豊かに生きていける方法がわかる
仕事は人生の一部でしかない。コスパで考えよう。
それでは今回のコンテンツです。
管理職が損であるこれだけの理由
最初に管理職のざっくりとしたイメージを列挙しましたが、「損得」という見方で整理してみましょう。
例えば「仕事をバリバリしているイメージ」などは、優秀である結果として管理職になっているだけであるため、管理職になって得たものではありません。
そのような観点で下図をご覧ください 。
管理職になっても得られるものは肩書のみ
管理職になると得られるものとしては昇給・肩書があります。
そのうち昇給については、管理職手間の昇進でも得られるため、管理職になる際の大きなメリットとは言いづらいでしょう。
肩書は管理職になることで名刺にも印字され、世間的なブランドを得ることができます。お客さんへ挨拶をするとき、ローン・カードの審査のときなどに効果を発揮するでしょう。異性ウケもよいかもしれません。
一方で、その肩書には責任と管理職のみが実施すべき作業の負荷が乗っています。
【管理職タスクの一例】
- 部下の失敗を謝る
- ノルマの責任を持つ
- 採用面接の時間をとる
- マネージャ会議に参加する など
これらをこなしたうえでなお、肩書を持つことにメリットを感じられるかは考えものです。
見栄と負担。どちらを選ぶか熟慮したい。
管理職は残業代・諸手当がなくなる
今度は失うものを見ていきます。
管理職手前の昇進については、クラス相応の負荷がかかる以上は失うものはありませんが、管理職は残業代・諸手当がなくなります。
特に比較的手当の厚いと言われているメーカー・製造業や、残業代の単価が高くなりやすい月給制コンサルティングファームなどはデメリットが大きいでしょう。
口コミでは
年収固定の管理職より、1つ手前のクラスで残業が多い人の方が稼いでいる
などのコメントもよく見かけます。
同じ100万の昇給でも、残業代や手当がなくなることを考えると、管理職への昇進はメリットが少ないと言えるでしょう。
昇進に必要な条件が多い
昇進に必要な条件も多いことも、コスパが悪い要因の1つです。
管理職手前の昇進は、個人の能力や仕事の評価により決定されますが、管理職の場合はルールとして「管理職試験」や「英語要件」があることもあります。
そのためにレポートを仕上げ、面談を行い、TOEICの試験勉強をし。。
それこそ残業手当のつかない時間で、コスパの悪い昇進のために準備をしないといけないのです。これは割に合わない。
試験自体も、形式的にやっており中身のないものが多いようですね。
デメリット多き管理職にならない生き方
このように管理職になることはコストパフォーマンスがよいとは言えません。
先に見た損得から考えれば、
肩書と収入を、負荷なしで得る
ことができれば、管理職にならないという選択が合理的と言えます。
具体的なアプローチは下記です。
- 【肩書】資格をとる
- 【収入】副業を始める
- 【維持】転職をする
1.【肩書】資格をとる
社内での地位を諦める以上は、それ以外の領域で自分の価値を証明する必要があります。
その際、候補の1つとして考えられるのは「資格取得」です。負荷0とはいかないものの、管理職のデメリットを避けながら肩書を得ることができます。
資格により勉強時間・難易度は様々ですが、下記程度であれば数十時間で取得が可能なレベルと考えられます。
- ファイナンシャルプランナー3級
- 宅建士
- 日商簿記3級
- ITパスポート
より時間を割くことができ、社会的にも価値があると認識されるレベルを目指すのであれば、
- 不動産鑑定士
- プロジェクトマネージャ(システム高度試験系)
- 行政書士
- 社労士
辺りは現実的に取得可能でしょう。実務に関係している方であれば所要時間も少ないほか、転職を検討する際には社外にも評価されるところがメリットです。
これらは評価の高い国家資格の1つであるため、ステータスを持つことが可能です。
税理士・公認会計士・アクチュアリーなどのクラスになると、管理職試験と比較しても遥かにコストがかかるため、ここでは手を出さない方が無難かと思います。
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2.【収入】副業を始める
本業以外での収入を得るには「副業を始める」ことです。
- 株式投資・FX・先物
- せどり・ネット転売
- ブログ・アフィリエイト
- 不動産投資 など
選択肢は多くあり、興味を持てるもの・先が明るいと思えるものから始めてみるとよいでしょう。
多くの人が本業に魅力を感じていないにも関わらず、いやいや遅くまで仕事をしている理由は「それしか収入がないから」です。
別に収入を確保することで、管理職ならではの無制限残業や、中間管理ストレス、膨大な管理タスクを避けながら収入を得ることができるようになります。
【ばれない抜け道を見つける】副業禁止規定のある会社でばれることなく収入を増やす方法
会社に全収入を依存することは危険。
3.【維持】転職をする
長いこと同じ会社に勤めていると、仕事にも慣れ、人間関係もできてくる中で、管理職になることが避けられない状況になることもあるかもしれません。
そのようなときは、同業他社への転職も考えられます。
業界の中でも年収の水準が高い会社に転職することで、管理職にならずに収入を増やすこともできます。
会社のために管理職になる必要はない
管理職への昇進は非常にコストパフォーマンスが悪いです。
本来得られるはずのメリットを他で埋め合わせることで、無用なデメリットやストレスを避け、その後の人生を快適に過ごしましょう。