ノルマがきつい営業職はキャリアにも悪影響?修行を積んだら次のステージへ
ノルマがきつすぎるとどうなる?
営業職につきものである売上のノルマ。毎月売上の目標を設定され、達成していないと厳しい叱責を受けることになります。
開発や事務の人は社内で退屈そうにしているのに、なんで私ばかり。。
あくせく動き回り、電話を1日に100本近くかけながらも成果なし。隣には苦労せずに受注する同期がいてやる気をなくしてしまう事もあるかもしれません。
そして上司は根性バカで話が通じない。。
私も新卒で住宅メーカーの営業をしていた頃は全く同じ状況でした。転職した今振り返ると、ノルマは百害あって一利なしだったと感じています。
今回は筆者が転職して感じたノルマの悪影響をご紹介することで、新たな一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
今回のコンテンツです。
きついノルマの悪影響
仕事の種類=職種には様々な種類がありますが、中でも営業職はストレスがたまりやすい職種の代表と言えます。
お客さんからのクレームなども原因の1つですが、やはり1番はノルマでしょう。
ノルマが厳しすぎると、悪影響があります。
- キャリアが磨けない
- ストレスがたまる
- 本来の力が発揮できない
1.キャリアが磨けない
若手、特に20代のうちは様々な可能性を持って仕事にあたることができる時期です。
体力もあり、頭も柔らかいうちに資格の勉強をしたり、積極的に社外との交流も図り、その後のキャリアの土台を作ることができます。
しかし、ノルマが厳しい営業職になってしまうと、その自己研鑽(けんさん)の時間が取れなくなってしまいます。
売り上げのない営業は休日出社・営業所長が帰るまでは退社できないなど、「これに意味があるのだろうか」という風習に頭を悩ませることもあるかと思います。
もちろん営業職を経験することで身につくスキルもあります。
- 交渉力
- プレゼン力
- 商談の組み立て など
しかし、これらのスキルは他の可能性を犠牲にしてまで伸ばしたいものでしょうか。
得るものと失うもののバランスを考えたい
2.ストレスがたまる
これはあえて言うほどでもありませんが、やはりストレスがたまり易いという点は大きな悪影響となります。
睡眠や食事・お風呂の時間を8時間とすると、1日の残りの16時間のうち、仕事の時間が8時間、約半分にもなります。残業をしている場合にはもっと大きな比率になるでしょう。
これだけの間、ストレスを感じ続けることは健全ではありませんね。
イライラのせいで家族にあたってしまうこともあるかもしれません。
3.本来の力が発揮できない
ストレスが強い環境にいると、人は100%の力を発揮することができなくなります。
ノルマ未達で叱られているとき、言い返す声が弱くなってしまったり、もごもごとしてしまい普通に喋れなくなることなどは、営業職の方は誰もが通る道だと思います。
売れない営業は「負のオーラ」が出ており、そのせいでお客さんにも魅力的に見えず売れない、、という悪いサイクルにハマってしまいがち。
そんな環境にずっといると、
自分はできない人間だ
という間違ったイメージを持ってしまいますが、そんなことはありません。
悪いのはあなたではなくノルマや環境です。のびのびと本来の力を発揮できれば、素晴らしい成績を出すことができるのです。
活き活き働けるかがパフォーマンスにも影響
きつい営業職は修行だ
これまで見てきたとおり、ノルマのきつい営業職には多くの悪影響があります。
社会人の入口として、お客さんの気にするポイントと学ぶ・厳しい環境を経験するという意味ではとても意味のあることですが、営業職に長居して自分の時間もとり、人生を楽しむという観点では、少し難易度が高いかもしれません。
証券会社・保険会社などでは、大量に新卒を営業として採用し、ハードな環境に耐えた人だけが他部署に移動し、高収入を得ているという実態もあるようです。
営業を通して学べるものは多くありますが、転じてプログラミングの勉強をしたり、ファイナンシャルプランナー・簿記の勉強をすることで、ノルマがなく高給な、よりよいキャリアが見つかるかもしれません。
営業職の経験を活かしてキャリアを築く
1度営業職を経験すると、利益に対する執着心や、お客さんが何を気にしているかを考える力が身につきます。
お客さんと向き合う・利益を生み出す能力は、新卒からエンジニア・新卒から公務員などのキャリアを持っている人には絶対にない武器となるため、ぜひ自信を持ってこの先の道を探してみるとよいかと思います。
例えば、プログラミングを勉強してシステムのプリセールス、ベーススキルを磨いてコンサルタントなどはキャリアアップの選択肢になりやすいです。
営業 × ○○の組み合わせで、ノルマと分かれてキャリアを磨ける環境を手に入れましょう。
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