英語ができない人でもコンサルタントになれる?現役外資コンサルが説明
外資コンサルに英語は必須?
コンサルティングファームにも日本企業と外資系企業があり、数が多く・知名度が高いものは外資が多くなっています。
- ボストンコンサルティング
- マッキンゼー
- A.T.カーニー
- アクセンチュア
- デロイトトーマツ
- PWC
- KPMG
- クニエ
- アビーム など
コンサルティング業務自体が海外から広まったこともあり、コンサルティングファームの中には英語を昇進基準とし、評価の重要な指標としている企業も多くあります。
では、まったく英語ができない人はコンサルティングファームを諦めないといけないのでしょうか。
今回は外資系コンサルファームに転職した筆者が、コンサルファームでの英語の必要性についてご紹介します。
外資系のA社・D社と2社を経験していますが、どちらでも同じことが言えそうです。
コンサルティングファームでの英語
前述のとおり、コンサルファームでは英語、主にTOEICの点数が評価基準になっている企業が多くあります。
特定のランクに昇進するためにはTOEIC700点が必要になり、基準に満たない場合には成果を出していても昇進できないというルールになっています。
その点で、英語ができないと損をしてしまうケースはありますが、それにより仕事が進められないような苦境に立たされることまでは滅多にない、というのが現状です。
最低限できていれば問題はない程度
実務で英語を使わない
外資系コンサルファームとは言え、企業は日本にあり、主な顧客は日本企業です。
そのためミーティングを行う際のお客様もほぼ日本人。従って、通常の業務において英語が話せないことで苦しむケースはかなりレアと言えます。
少数ですが、日本企業が海外に進出するために、グローバルで連携をする必要がある案件などもあります。
そのようなボーダレス案件では、参画するために英語が必要と言われることもありますが、そもそも多くのコンサルファームで英語人材が不足している状況のため英語案件自体が立ち上がらず、結果的に英語の必要性があまりないという状況になっています。
英語が話せれば重宝されことは間違いないですが、必須と言えるほどの地位を築けていないのが、今の英語の要求水準と言えるでしょう。
まだまだベターの域を出ない
英語ができないコンサルタントの戦い方
英語は評価の基準にはなってきていますが、やはり評価も多くの部分は実力・仕事の成果に依存しています。
英語を必要としない案件で、期待値以上のパフォーマンスを発揮することによって十分に英語人材と戦うことはできます。
ただし、英語が使えると以下のメリットがあり、結果的に成果を出しやすくなる効果はあります。
- 英語の文献から知識を得られる
- 優秀な海外メンバーとコンタクトが取れる
その点は残念ながらビハインドを持った状況になりますが、まだまだ努力で取り返しのつく範囲です。
英語を理由に諦めてしまうことはなく、別の方向で自分のパフォーマンスを発揮できるように戦略を立てていきましょう。
英語は学習ツールの1つと捉え、別の観点で補う作戦をとればよい
英語を問わずコンサルは成果を出す
英語はステータス、そして成長のツールとして重宝することは疑いがありませんが、コンサル業務において必須というレベルにはまだまだ至っていません。
グローバル案件に参画する希望がなければ、国内で日系クライアントのプロジェクトにアサイン(=参画)し、成果を出すことは十分に可能なのです。
外資系コンサルにおける英語のように、よくよく確認してみると、自分が思っているほど敷居が高くないものは世の中に多いもの。
機会と意気込みがあるのであれば、様々なことに挑戦してみてもよいかもしれませんね。
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