余程の無計画でなければコンサル転職は失敗しない理由
コンサル転職に失敗する人ってどんな人?
コンサルティングファームへの就職・転職を考えている人には「自分は本当にコンサル業界でやっていけるだろうか」と心配になっている方も見えるかと思います。
筆者は4回の転職を経験していますが、最初の転職でコンサルへの転職を恐れて避け、3回目の転職でコンサルファームへ入社することになりました。
その結果から学んだことは「余程のことがなければ通用するな」ということです。
今回の記事でコンサルファームへの転職に自信を持って頂ければ幸いです。
今回のコンテンツです。
コンサル転職の失敗2パターンと実態
初めに、コンサル転職の失敗とは何かをイメージしておきましょう。
大きく2パターンに分かれます。
- 転職したが能力が足りなかった
- 転職したがイメージと違った
1.転職したが能力が足りなかった
多くの人が恐れているのはこちらの失敗パターンではないでしょうか。
意気込んでコンサルファームに入社したものの、求められるレベルが高く通用しない。ひいてはクビになってしまうというリスクです。
結論として、そのようなリスクはほぼありません。
日本ではクビのリスクが極めて低い
世界の高収入職業を見ると、投資銀行・証券のトレーダーやコンサルタントのリストラ事例は一般的です。給料が高い分、それに見合った活躍ができなければ解雇されてしまうという理屈です。
高給=解雇のリスクと隣り合わせというイメージのため、コンサル=クビと隣り合わせというイメージがありますが、日本ではそのようなことはありません。
日本の労働基準法では即座に社員をクビにできるルールでもなければ、会社が一方的にクビにすることも難しい慣習があります。
強烈に「追い込んで」自主的に退社するように仕向けることで自主退社させることはあるようですが、いわゆるクビのイメージとは異なるでしょう。
「コンサル=クビのリスク」は幻想
コンプライアンス強化でパワハラも撲滅
そして、「追い込む」という行為についても、ある程度規模のあるコンサルファームでは取り締まりが厳しくなっており、やりすぎると上司の方がクビ(降格など)に追いやられることが多くなっています。
そのため、仮に能力が足りていなかったとしても、クビになる可能性は極めて低いのが実態です。
コンサルも大したレベルではない
何より重要なポイントは、能力が足りていないというケースは稀であるということ。
転職でコンサルファームに入社した筆者の印象としては、新卒でコンサルファームに入社し、社会人としてのキャリアをコンサルで始めた人達のスキルはかなり段違いという印象はありますが、転職組は非常にピンキリという印象です。
しかし、ピンキリの中でもそれぞれに適正のある案件を担当することで活躍し、クビになることなく仕事をこなしています。
ごく稀に入社してすぐ退社するケースもありますが、話を聞くと「転職面接時にやや盛ったスキル・経験をアピールしており、入社して化けの皮がはがれた」という例のようです。
シンプルに言ってしまえば、コンサルタントの先輩と呼べる人達も、みんながみんなバリバリのプレイヤーではありません。そんな状況でも個々に活躍できていることを考えれば、失敗する人は少ないと言えるでしょう。
嫌われることを恐れて告白しないのと同じ?
案件なし期間に使える待機所も
一時的に参画する案件がなくなることもあるかと思いますが、給料はそのまま、WEBラーニングを受けて自己研鑽をする制度もあります。
長期間、案件に参画していない時期が続くと居心地は悪くなっていくようですが、会社に仕事がある限りは参画のチャンスがあります。
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暇なコンサルタント?コンサルファームの社内ニート制度【アベイラブル】
2.転職したがイメージと違った
もう1つの失敗は「コンサルタントの仕事のイメージが違った」というものです。
コンサルティング業界にはいくつもの担当領域があり、自分がイメージしていた領域と違う会社に入社してしまった場合、失敗してしまう場合があります。
「経営コンサル」や「ITコンサル」が広くイメージされるコンサルタントの仕事かと思いますが、希望する会社がどの領域を担当しているのか、事前にチェックしておきましょう。転職による失敗を回避することができます。
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希望先が「何コンサル」をしているのか、しっかり把握しておくべし
コンサルタントは身近な職業
一時期のコンサルブームから、コンサルティングファームと聞くと敷居が高いイメージがありますが、実態はそのようなことはありません。
特にコンサルファームでは人手が足りていないこともあり、より多くの、より幅広な経歴の人が集まってきています。
転職活動は、面談を進める時点では失うものはなく、内定を獲得してから現職との比較をしても遅くはありません。
興味があるようでしたら、情報を集めてみてもいいかもしれませんね。
もちろん優秀なコンサルタントも多く在籍しており、成長できる環境は整っています。
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