転職における口コミサイトOpenWork(旧・Vorkers)の使い方
口コミサイトは転職成功のバイブル。
転職活動をしている人の多くは「次の会社は本当にいいところなのだろうか」「面接官はいいことばかり言って、本当はブラックだったりしないだろうか」ということを気にされているのではないでしょうか。
入社から3年以内に退職をする人は66.4%にものぼり、いざ入社してみたらイメージと違った、という背景が見えてきます。
1年目17.7%
2年目23.0%
3年目25.7%
入社前に客観的な情報を得る方法として、口コミがあります。
今回は口コミサイトの1つであるOpenWorkの使い方をご紹介します。
入社・転職を試みる方の参考になれば幸いです。
【この記事を読むメリット 】
- 口コミサイトの使い方がわかる
それでは今回のコンテンツです。
転職口コミサイトは超便利
口コミサイトは商品・サービスの利用者や経験者が生のコメントを記載しているため、会社のホームページを見ているだけではわからない実態を知ることができます。
OpenWorkは転職を経験している人、または転職を検討している人の口コミサイトで、勤めていた会社の評価をしています。
自分が勤めている会社の実態をサイトに書き込むことで、そこに転職を考えている人に情報を与えてあげるイメージです。
そのサイクルを繰り返すことで情報が溜まっていき、いろいろな会社の口コミが溜まっていきます。
とにかく、会社の人事や転職サービス企業は教えてくれないような裏の実態がわかることが大きなメリットです。
OpenWorkでわかること
OpenWorkのサイトでは、項目別に口コミがかかれています。
- 待遇面の満足度
- 社員の士気
- 風通しのよさ
- 社員の相互尊重
- 20代成長環境
- 人材の長期育成
- 法令順守意識
- 人事評価の適正感
【Googleの場合】
待遇面の満足度
待遇面の満足度は、年収や福利厚生など、労働の対価として得られるものの満足度を表しています。
相対的なポイントであるため、仕事の量に対して年収が高ければ、業界平均より年収が低くてもポイントが高くなる場合もあるようです。
単純には、こちらのポイントが高ければ年収が高い企業といえます。
社員の士気
社員の士気は、社員が仕事に対して熱意を持っているか、積極的に仕事に取り組んでいるかを評価しています。
やらされ仕事になっていたり、みんながサボりたがるような環境ではこちらのポイントは低くなります。
逆にベンチャー企業やリクルートなどに代表されるような、「自分が企画してプロジェクトを推進する」文化のある会社ではポイントが高くなりやすいです。
また、総じて平均年齢の低い企業の方が、安定を求めだす中高年よりも積極性が高いためか社員の士気ポイントは高めになっています。
風通しのよさ
忌憚なく意見を言えるか、という指標です。
歴史の長い、体育会系の企業では「上司の言うことは絶対」というところもまだ残っているようですが、そのような企業ではポイントが低くなります。
社内での情報の透明性とも言え、管理職以上しか知らない情報が多い場合にはポイントが低くなります。
社員の相互尊重
風通しのよさに似ていますが、お互いに意見を尊重しあう文化があるかの指標です。
パワハラ・セクハラのある企業では、当然ポイントは低くなります。
上下関係がフラットであり、また部署間でも積極的に情報交換やコミュニケーションが行われる企業ではポイントが高くなります。
20代成長環境
若いうちから活躍できる場があるか、育成に力を入れているかという指標です。
昇進が早い企業や、少数精鋭で裁量のある仕事を早くから任される企業ではポイントが高くなります。
また、入社時研修やトレーニングが整っているという点も評価に繋がります。
人材の長期育成
離職率や、育成環境に対する評価です。
3年で大半が辞めてしまう場合や、管理職クラスに部下を育成する意識がないなど、長期目線で人を育てる計画が見えない企業の場合、ポイントが低くなります。
法令順守意識
業務を行うにあたり、法令をきちんと守ろうとしているかという指標です。
人事評価の適正感
不満を持っている人も多そうな、人事評価に対するポイントです。
人事評価の制度が不透明であったり、頑張りに対して他の企業よりも評価がされづらい場合にポイントが低くなります。
転職を考えている人は何かしら現職に不満を持っている人であることが多いため、間引いて解釈する必要がありますが、参考になる観点かと思います。
先人のコメントを参考に優良企業へ
世間のイメージや、特定の先輩からのコメントのみで転職を決めてしまうと、またイメージギャップが発生して転職をすることになってしまいかねません。
多くの口コミが寄せされているサイトで情報を収集することで、社風をイメージすることができるようになりますので、ぜひ口コミサイトを活用しましょう。
【参考サイト】
2019年10月現在、これまで深夜までバリバリ働いていた人たちが働き方改革で残業制限がついた影響もあり、OpenWorkのポイントが高い優良企業でも人手不足になっています。
人手不足で採用が甘くなっている今、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【求人・サービスで選ぶ】転職を検討している人のための転職会社ランキング