いくら節約をしても貯金できない人の下手な勘違い【塵も積もれば山となるは遠回り】
貯金を殖やしたいと考えたとき、真っ先に検討する方法が節約。
収入は急に増やせないために、使うお金を減らすことで、手元にお金を残そうとします。
貯金をするため、懸命に日々どこのお店が一番安いのか確認し、おやつを諦め、喫茶店でのリラックスタイムを諦めても、貯金はあまり貯まらない、ということもあるのではないでしょうか。
今回は頑張って節約をしても貯金が増えない人の勘違いをご紹介します。
【この記事を読むメリット 】
- 効果的な節約の仕方がわかる
半額セールの時に買い溜めしているのに、貯金ができない理由がわかります。
それでは今回のコンテンツです。
「塵も積もれば山となる」と思いがち
私たちは節約をするとき、身近なところから出費を減らそうとします。
- 飲食費
- 交際費
- 雑費 など
スーパーで買い物をするとき、
半額の冷凍食品を買いだめ
タイムセールまで店内をうろうろ
ビールを諦め発泡酒
どれもあるあるではないでしょうか。
日本人は教育の過程で「コツコツと努力をすれば報われる」と教育されて大人になるため、少しの苦しみがあっても最後は幸せになれると思いがちですが、結果はご存知の通り。
仮に300円のものが半額の150円になっても、30日で4,500円の節約にしかなりません。
飲み会1回でなくなる金額ですね。
年間5.4万円、苦労の割に、という印象ではないでしょうか。
初めから山を狙う
先ほどの例から言えることは、
節約のポイントはコツコツではなくドカンである
ということです。
月の飲食費が4万円のところを、切り詰めて3万円にしたとします。
このとき、値引きは25%ということになります。
4万円 × 25%引き = 1万円
25%引きの商品を買い続けるか、無駄な買い物を25%分減らさないといけないことになりますので、かなりの苦労ですが、成果は1万程度。
では、それに対して金額の大きな下記のようなものを見直すときはどうでしょうか。
- 家賃(10万 × 10%節約 = 1万円)
- 保険料(1万 ⇒なくす = 1万円)
- 駐車場代(1万 ⇒なくす = 1万円)
1、家賃の見直し
10万円の家賃を1万円下げることは現実的ではないでしょうか。
少し手狭、少し職場から遠い、少し駅から遠いなど、妥協できる点があれば1万円の改善は難しくはないと思います。
今住んでいるエリアに「ブランド」価値がある場合、本当にそこに住む価値があるのか考えなおすことも効果的です。
東京であれば、港区・中央区・千代田区・世田谷区・田園調布や松濤など、場所のネームバリューに惹かれて住んでいるのであれば、転居はかなり効果的です。
見栄が要らないのであれば、同じ広さで5万近く下げることも可能です。
第一印象でインパクトはあるものの、付き合いが深くなれば人と成りはバレるもの。場所にアイデンティティを求めてはダメ。
2、保険料の見直し
保険は万が一、働けなくなった場合などにかけるものですが、冷静に考えてみましょう。
保険会社は利益が出ていて、しかも従業員は高給取りです。
つまり、保険料は「必要な被保険者に支払いをして、高額な給与を支払った上で利益が残る」程度に高いものなのです。
しかも、条件によっては保険料の支払い対象にならず、リターンがないことも。
いっそ保険をやめてしまうことでも、月1万円は簡単に捻出できるでしょう。
保険会社が倒産しないのは、全体を平均すると支出より収入が多いから。万が一のために支払いをする必要があるのか見直そう。
3、駐車場代の見直し
交通網が充実しているエリアに限った話ではありますが、電車・バスなどで移動がまかなえるのであれば、自家用車を手放すという手はあります。
土地の高いエリアのマンションなどでは、月1万以上の駐車場代がかかることもあり、車を所有していることによる出費は大きなものになります。
外出した際のコインパーキング代も含めるともっとかかっていることもあるでしょう。
毎月かかるものではありませんが、車検もかなりの金額になるため、必要性によっては車を手放すことも視野にいれてもよいかもしれません。
休日のみの利用であれば、レンタカー・カーシェアリングで十分代替可能です。
塵を積もらせるより初めから山を
少額の節約を繰り返すことは「やった感」を感じられるために、効果が出ると錯覚しがちですが、その効果は体感ほど出ません。
初めから大きな山を狙って節約に取り組むことで、大きな効果を効率的に得られるでしょう。
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