【地頭を鍛える】プログラミングはロジカルシンキングを鍛える最高の方法
プログラミングは地頭のよさに繋がります。
楽天をはじめ、社内でプログラミング習得を求める企業が出てきました。
英語の次はプログラミング、楽天の三木谷会長が社員に要求 - Bloomberg
日本でのIT人材不足を背景に、近いうちに同業やその他の業界でも、プログラミングのスキルが重宝される時代が来ます。小学校でのプログラミング必修化もその一環です。
小学校プログラミング教育必修化に向けて - 未来の学びコンソーシアム
実はプログラミングを習得できると、重宝される以外にも、地頭がよくなるというプラスの特典があります。早速みていきましょう。
【このページを読むメリット 】
- プログラミングと地頭の関係がわかる
それでは今回のコンテンツです。
プログラミングは地頭を鍛える
プログラミングは様々なルールを理解した上でシステムを組み上げるという点で、経験が必要となるスキルです。
記載をする際のルール(言語)はJAVAやVBA・jQueryなど複数あり、それぞれ書き方のルールが異なるのですが、ここでは一旦省略します。
日本語・英語・イタリア語で書き方が違い、単語の順番などの考え方が違うのに似ています。本質は同じです。
プログラミングは学校で学んだ歴史の勉強のように、覚えて終わり、ではありません。
基本的なルールを覚えたあとは、自分で完成形を考え、システムを完成まで持っていく能力が求められます。
その過程で思考力が鍛えられ、地頭が格段によくなるのです。
プログラミングは思考力が鍛えられる。
プログラミングで地頭がよくなる理由
とても簡略化した例で、プログラミングをすると地頭がよくなる理由をご紹介してきます。
プログラムで「1を5にする」システムを制作したいとします。
今自分ができることは
- 3を足す
- 6を引く
- 2で割る
- 1を表示する
とした場合、どのように仕組みを構築するか、という思考をしていくのがシステムの構築のための考え方になります。
システムでできることの中から、どのような機能の組み合わせでやりたいことを実現するかを考える思考です。
ここで地頭がよくなる理由があります。
1つは「ロジカルにゴールの達成方法を考える」必要があること。
もう1つは「トライアンドエラーを行う」必要があるということです。
1.ロジカルにゴールの達成方法を考える
例えば、例として営業などの仕事の場合、必ずこう進めないといけない、という厳しい決まりはありません。
お客さんとの接客の際、家族の話をしてもよく、天気の話をしてもよいでしょう。
結果的に受注ができれば、過程は大きな問題にはなりません。
また、次も同じやり方で行った場合に、成功するかどうかもわからないものです。
一方、エンジニア(プログラミング)においては、その過程を厳密に考えなければいけません。一度作成したシステムは使い続けられ、その時々で結果が変わったり、どのような過程で結果が出てくるのか分からないようではいけないためです。
そのため、ロジカルにいつも正しい動きをする仕組みを考える必要があり、地頭が鍛えられます。
いつも100点の動きをするシステムを構築するにはロジカルが欠かせない。
2.トライアンドエラーを行う
100点を目指してプログラミングしながらも、出来上がったシステムは常に正しい動きをするわけではありません。
試しに動かしてみた時に、想定と違う結果になることもあります。
その際にどこが間違っていたのか、自分の組んだコードを見て修正をすることになるのですが、この修正の経験を積むごとに原因切り分けの勘所がよくなっていきます。
また、トライアンドエラーを通じて成果を出すという粘り強さも身につきます。
本を読むときに、重要なポイントだけを読む速読にも似ていますが、雑然とした情報から、必要な情報のみを取り出すことに慣れてくるのです。
エラーを解消するための思考、そして立ち向かうマインドが養える。
「1を5にする」システムの解答
先の「1を5にする」システムの解答は、以下のとおりです。
- 1を表示する
- 3を足す
- 3を足す
- 3を足す
- 2で割る
お勉強的な (1+3+3+3)/2=? を問われているのではなく、 ?+?-?*?/?=5 を問われるのがプログラミングの面白いところであり、難しいところになります。
簡単なプログラミングから地頭トレーニングを
このように、プログラミングを続けていくと必然的にロジカルシンキングや考え方の勘所が磨かれ、またトライアンドエラーに耐える粘り強さも身につきます。
プログラミングはただのスキルではなく、そのプロセスを通して地頭のよさを養え、成長できるものとなっています。
プログラミングは難しいと思われがちですが、例の中に挙げた「1を表示する方法」「3を足す方法」などはテキストを見ながらでも入力でき、少し慣れれば簡単に書けるようになります。
その積み重ねで簡単なエクセルマクロなどが書けるようになれば、IT活用の場でも、それ以外のシーンでも活躍できるスター選手になれるでしょう。
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これを機にプログラミングに挑戦してみてはいかがでしょうか。