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労働対価のコスパ最大化を目指すサラリーマンのストラテジー

これからの働き方【第1回】 - 私たちをとりまく環境

これからの働き方【第1回】 - 私たちをとりまく環境

 

これからの働き方【第1回】 - 私たちをとりまく環境


今回は「これからの働き方」について考えていきたいと思います。

目的は、これからの働き方について理解しておくことで、近い将来よりよい環境でビジネスをすることです。

 

 

 労働環境の変化と2つの要因

これからの働き方を検討するために、まず昨今の労働者をとりまく環境について理解を深めたいと思います。

 

その背景・原因を知ることで私たちが何をすべきかが具体的に見えてくると考えています。

 

 

◆これからの働き方を考える

  1. 雇用の変化
  2. ビジネスの変化

 

まず「雇用の変化」について。
日本の就業者(※)の89.1%は会社勤めをされており、つまり会社に雇用されている状態です。
雇用のこれからを知ることで、働き方を考える参考にしたいと思います。
※...15歳以上の労働力人口のうち、就業しているとみなされる者

 

そして「ビジネスの変化」について。
こちらは今後どのようにビジネスの仕方が変わっていくかを考えていきます。

◆Summary
  • 働き方の変化について理解することは大切
  • 雇用・ビジネスの移り変わりをとらえることで働き方を考える

 

1.雇用の変化

雇用の変化について見ていきますが、ここで再度目的を明確にします。
私たち労働者の当面の目的は「雇用の維持」または「雇用条件の改善」かと思います。
簡単な言い方にすれば、「生活のための収入源に困ることなく」「よりよい暮らしをできること」が目的となります。

そこで、ここでは代表的なテーマを下記としました。

 

  1. 終身雇用の崩壊
  2. 評価制度の変化
  3. 働き方改革の発効

 

それぞれのテーマに対して事象・背景・対策を知ることで、目的の達成を目指します。

 

1-1.終身雇用の崩壊

終身雇用は長く日本の雇用の前提となっていた、企業は定年まで労働者を雇うという発想に基づく雇用制度でしたが、昨今では風向きが変わってきています。

 

定年までの雇用が義務ではなくなった雇用者(企業)の行動はどうなるのか、そして私たち労働者はどうするべきかを考えます。

 

1-2.評価制度の変化

日本では終身雇用ともう1つ、主な慣習がありました。「年功序列」です。

 

年齢・社歴の高い労働者ほど企業に貢献している、という前提のもと採用されてきた制度でしたが、こちらももう長くはもたないようです。

 

年齢で評価されない社会で、どのように評価を得て、昇給・昇進を勝ち取るかを考察します。

 

1-3.働き方改革の発効

上記2つの観点は旧来のシステムの衰退についてでしたが、こちらは新しいスタンダードの胎動です。


多様化するライフスタイルに合わせて、働き方も柔軟にしていくべきとの思想のもと、複数の政策が施行されました。

労働時間の制限・雇用種別による格差の是正などを推進する新しいワークスタイルに対して、どのように動くべきかを考えます。

◆Summary
  • この数年で雇用の大きな変化が起きている
  • 終身雇用・評価制度・働き方改革をキーワードにトレンドを追う

 

2.ビジネスの変化

ビジネスの変化を知る目的については、ビジネスの主流を押さえることで身につけるべきスキル・マインドを理解し、活躍の場を広げることとします。

 

そこで、ここでは代表的なテーマを下記としました。

  1. デジタル活用
  2. 外国人労働者の活用

 

前章の労働環境の変化はすべての労働者が対象となるテーマであったのに対し、こちらはやや対象領域が限定的に見えます。


しかし、デジタル活用についてはすでに関係のない業界がないほどの定着を見せ、また飲食店・小売り・システム開発を筆頭に
労働者の外国人比率は確実に上がってきています。

◆Summary
  • ビジネスのトレンドを知ることで活躍できる場を知る
  • デジタル・外国人労働者の活用がキーワード

 

おわりに

次回から、なぜこのような状況になっているかを確認しながら、私たちがすべきことを考えます。

 

【参考文献】 

総務省統計局 - 労働力調 査(基本集計) 平成30年(2018年)平均(速 報)
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/nen/ft/pdf/index1.pdf