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労働対価のコスパ最大化を目指すサラリーマンのストラテジー

説得力がない人に足りないもの。問題は話し方ではない

説得力がない人に足りないもの。問題は話し方ではない

説得力がない人に足りないもの。問題は話し方ではない

 

「説得力」にに必要な要素とは

 

「説得力」。ビジネスのシーンで、人を評価する際の1つの指標になる能力です。

 

  • あの人が言うと何か違う
  • 納得感がある。説得力がある

 

バリバリと意見を述べ、周囲を納得させる先輩・上司のトークに、魅力を感じた人もいるかと思います。または、「お前は説得力がない」と叱責を受けた経験がある方も見えるかもしれません。


こちらの記事では説得力の根拠、そして身に付ける方法をご紹介します。

 

【この記事を読むメリット 】

  • 説得力の根拠がわかる
  • 説得力の身に付け方がわかる

 

   

あの人はなぜ?説得力の根拠

まずは「聞き手」の立場に立って、説得力があると感じるのはどのような場合か、整理してみます。

  1. 専門家の話を引用している(結論が同じ)
  2. 客観的なデータを利用している
  3. 話し方に重みがある

 

1、専門家の話を引用している(結論が同じ)

専門家の意見を引用するやり方は王道です。具体的な使い方を紹介します。

 

XX領域で第一人者の〇〇教授が「・・・」と言っており・・・

 

△△創業者のXXX氏もこのような判断をしており・・・

 

自分の意見に説得力を持たせるには、プロの威を借る方法が最も簡単です。
情報を集めて整理する必要もなく、そのまま事実またはコメントを集めるだけでよいからです。

 

 

2、客観的なデータを利用している

2つ目は客観的に正しいと思われるデータを利用することです。
1の方法と同様に、主観に偏った意見ではなく、みんなから見て正しいものと証明するためにはよい方法です。

類似してはいますが、自分で情報を集め、理屈を組み立てるという点で若干難易度が上がります。


また、意見としてオリジナルなものになるため、自分が「説得力のないやつ」と周囲に思い込まれてしまっている場合、実際はあまり役に立たないケースもあります。

年功序列的な企業で、若手が公的データからグラフを作成してプレゼンをしても、上層は真面目に聞いてくれないかもしれません。

 

結局は「誰が言ったか」がポイント

 

3、話し方に重みがある

こちらは「話の内容」ではなく、テクニック的な「話し方」です。 
ハウツー本によくみられる、(あまり中身のない)以下のような方法です。

 

  • 自信を持って話す
  • 言い切る
  • 大きな声で話す
  • ゆっくりと話す
  • 沈黙と言った間を上手く使う
  • 結論から先に話す
  • 長々と話さない
  • たとえ話を利用し相手にイメージさせやすくする
  • 語尾を伸ばさない・語尾を弱めない
  • 相手の顔を見て話す

 

 こちらも残念ながら同様に、自分が「説得力のないやつ」と周囲に思い込まれてしまっている場合、実用性に欠けます。
また、急に自信を持って大声で話し始めても、不思議に思われるだけでしょう。。。

 

今の自分には説得力はない、という前提が大事

これまで簡単に3つの方法を見てきましたが、以下の方法の中で、「説得力がないと悩んでいる人」にとって、今すぐに有効なのはプロの意見の引用しかありません

 

  • プロの意見の引用
  • 事実を活用した理論構築
  • 伝達手段(話し方)の改善

 

残念ながら、説得力がないと周囲の人に思われている状況から、データを使ってみたり、あるいはスティーブ・ジョブズのようにプレゼンしてみても、あまり効き目はないかもしれません。

 

有名な詐欺師(?)がデータを駆使して話しても怪しいだけ、あまり優秀ではない人がデータを用いても、出典を疑いたくなりますよね。

 

人は権威に弱く、説得されやすい

人は権威に弱い生き物です。お昼のワイドショーに出ている「ウイルス学の専門家」の話を真面目に聞いてしまうことからも明白です。

 

当記事公開を公開している昨今、コロナウイルスの話題でニュース・ワイドショーは持ちきりです。ウイルス研究の専門家・有識者会議の会長など、様々な「偉そうな人」が出てきますが、本当に彼らが正しく生産的であれば、ここまで問題は大きくなりませんでした。

 

私たちがそれでも彼らの意見を信じてしまう理由は、「プロが」「それらしいことを言っている」からです。
引用は説得力、有識者の意見をどんどん活用しましょう。

 

大きいものに巻かれることは大事

 

説得力はこういうシーンで活用しよう

例えば、新しい商品を企画する際、大企業や競合の動向を参照することはよくあるかと思います。
「専門家」には企業も含まれるため、他社の成功事例を参考に、企画を立てることも可能です。

 

自分ひとりで、上司や大勢を説得しなければいけないシーンでは、彼らよりも権威のある専門家の意見を活用していきましょう。