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逆質問例そのままでは評価されない!転職の最終面接でも通じる会話テクニックとは?

逆質問例そのままでは評価されない!転職の最終面接でも通じる会話テクニックとは?

  

逆質問例そのままでは評価されない!転職の最終面接でも通じる会話テクニックとは?

 
転職の面接において、陰の悩みどころは逆質問ではないでしょうか。
「最後に何でも質問してください。聞いておきたいことはありませんか?」と言われたとき、何もないではよくないし、かといってよい質問がない。。

 

ネット検索で出てきた当たり障りのない質問をするだけで本当によいのでしょうか。
今回は私が過去4回の転職の中で実践してきた逆質問で内定をつかむコツをご紹介します。

 

手前みそではありますが、いずれの転職も開始2ヵ月以内に内定をいただいているため、ある程度有効なノウハウと思っています。

 

【この記事を読むメリット 】

  • 逆質問の時間をとる目的がわかる
  • 逆質問で他の候補者と差をつけられる

 

人と同じことをしても±0。プラス評価をとれる逆質問の方法をご紹介します。

 

それでは今回のコンテンツです。

 

   

逆質問の目的とは?

面接では必ずと言っていいほど逆質問の時間があります。
面接官も言うように、下記を目的とした時間です。

 

  1. 転職希望者の企業へのイメージギャップをなくしたい
  2. 面接官からの一方的な質問のみでなく、転職希望者のための時間もとりたい

 

1のイメージギャップについては、OpenWprk(旧・vorkers)や転職会議、エージェント経由などで情報を取得していれば、実は質問をしなくてもいいレベルでわかっているのではないかと思います。

 

あるいは面接官や人事担当者から体裁の良い回答をもらうより、それらの匿名性のある内部告発(!)の方が信ぴょう性があるような気さえします。

 

2は企業側の意向なので、私たちが気にするところではありませんね。

 

つまり、逆質問は転職希望者にとって本来の目的を果たさなくなってきている、と考えられます。

 

横並びの逆質問例を使う価値はない

ではここでインターネットから持ってきた質問をすると何が得られるのかをイメージしてみましょう。

 

  • わかっていた内容が本当に正しかったことを再確認できる
  • ネット掲示板とは違う体のいい答えが返ってきて疑わしくなる

 

得られる情報として、前者はゼロ。後者に限ってはマイナスになりますよね。

そして他の候補者と同じ質問をするので、面接官の印象にも残らない。。

 

平均点の逆質問をしてその場をやり過ごしたいなら、この方法はよいかもしれませんが、内定を取るには一歩先へ行く必要があると思います。

 

逆質問を自分を売り込む時間にするのです。

 

 

逆質問は絶好のアピールポイント

面接対策が万全になっている場合、本当に同じレベルの求職者であれば、同じことを喋ることになります。
転職理由・志望動機・自己PR・・・練りに練ったものは、素材(スキル・経験)が同じなら同じものが出来てきます。

 

そんな中、逆質問だけは考え方で差が出ると私は思っています。
では、どのように自分を売り込むのか、手順は下記のとおりです。

 

  1. 面接の中で出てきたエピソードについて質問をする
  2. 会話を盛り上げる
  3. 自分の経験をにじませる

 

具体的にご紹介します。

 

1.面接中のエピソードについて逆質問をする

面接の中で、面接官の情報がいくつか手に入ります。

その内容について少し突っ込んで質問をすることで、「人の話をよく聞いている」ことがアピールできます。傾聴力スキルですね。

 

  • 氏名・役職・所属
  • 経験した業務に関係するエピソード

 

これらに関連して質問をするだけです。

 

  • 「○○さんはXXの所属とのことですが、一番やりがいのあった~」
  • 「先ほどプロジェクトが大成功したお話がありましたが、その中で~」 など

 

コミュニケーションはキャッチボールなので、相手の球をキャッチする必要があります。そして相手を主語にして質問することで、ストライクゾーンに返すのです。

 

インターネットに頼る多くのライバルたちは「私はアルバイトのリーダーの経験があるのですが、御社でリーダーシップは活かせるでしょうか」など自分を主語に話をしてきます。面接官のことは無視。

 

合否を決めるのは面接官です。

面接官が反応を求めていないとしても、自分のことを話せるのは気持ちのいいもの。

傾聴力を活かして、面接官の好印象をGetしましょう。

 

2.会話を盛り上げる

面接官の自分語りが始まったら、聞き役に徹します。

 

質問を投げっぱなしになってしまうケースがあるのですが、それはNG。
面接官の話がひとしきりついたところで、また"派生した"質問をしましょう

 

派生した質問を繋げられるとコミュニケーション力・質問力のアピールになります。

 

回答1
面接官
質問2
転職希望者
回答2
面接官
印象
面接官エピソードA  「Aについてもう少し詳しく~」  面接官エピソードA'
 「ほかに同じような~」  面接官エピソードB
 「御社の福利厚生について~」  企業情報 ×

※ スマホ閲覧の場合は横スライドできます

 

話の流れをブツッと切ってしまうような3つめのような質問は避け、1・2のように同じエピソードの中から広がる話題をふることをおすすめします。
面接官エピソードの中に自分の関心事がでてくれば、その質問をすればOKです。

 

面接官の苦労話から派生して、当時の残業時間や休日作業の実態を訊けば、ストレートに残業について質問するよりスムーズに回答がもらえます。

 

3.自分の経験値をにじませる

 ここまではハイスペックな新卒でもできることでしたが、最期は社会人経験者の得意分野です。

これまでの面接官との会話に、自分のビジネススキルの高さをにじませます

 

やり方は簡単、自分で言わないことです。

 

面接官の語りに対して「実は私も○○の経験があるのでわかります」と言ってしまうのは簡単ですが、それでは面接官も「お前と一緒にするな」と考えかねません。

 

ここは「とするとXXについてもご苦労あったのではないでしょうか」「○○をしているとよく起こりますね」など、わかっていることを感じさせることで、面接官のレベルについてこられることをほのめかすのです。

 

それにより、面接官の気分をよくしたまま、自分の経験値をアピールすることができます。

 

▼自分で求人を選ぶならリクナビNEXT

 

▼相談するならリクルートエージェント

 

 

おすすめしない逆質問

これまでと反対に、インターネットで紹介されている、よくある下記のような方法はあまりおすすめではありません。

 

  • 「私は御社の○○という理念に共感しており、理念についてお伺いしたいと~」
  • 「私は○○の資格を持っているのですが、御社では○○を活かせるような~」
  • 「私は○○の責任者をした経験が、、、」

 

理由は2つあります。

 

  1. どれも逆質問以前に話している内容であり、くどい印象になる
  2. テンプレートすぎる。新卒とレベルが変わらない

 

理念への共感は「志望動機」として、資格・経験は「自己PR」としてすでに語っているはずであり、最期にダメ押しする効果はあまりありません。

 

自分が面接官だとした場合、同じことを2度アピールされてもあまり響かないとは思いませんか?
かえって「テンプレートで喋っている」感が、これまでの回答すべて丸暗記してきたのではないかと、魅力を感じなくさせてしまうかもしれません。

 

新卒レベルのことをして、自分の価値を下げてしまうようなことはしない方がよいかと思います。

 

 

 逆質問は一番の差別化ポイントである

逆質問は多くの転職希望者が減点、または±0でやり過ごす時間である分、その時間を有効に使える価値は大きいと感じます。

 

私は大体の面接で、逆質問以外:40分 逆質問:30分くらいの時間配分になります。1時間に収まらないことが多く、その分面接官の記憶には残りやすいのではないかと自負しています。

 

◆Summary
  • ライバルが活用できていない逆質問で差をつける
  • 面接官を気分よくさせることで自分の印象をアップさせる
  • 経験は自分で言葉にすると薄っぺらになる。会話でにじませること

 

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